自分専用(えせ)クラウドミュージックサービスのすすめ

スマートフォンを手に入れて以来、スマートフォンで如何に便利なマルチメディア生活を実現しようかと色々と模索してる現状ですが、その一環として、手持ちの音楽データベースをローカルストレージに依らず自由に聞けないものかと模索した結果、ある程度形になったので纏めてみました。

  • サーバ

東京某所にあるCore 2 Duo搭載マシンにUbuntu Server 10.10を搭載。回線は光。

実はこの記事を書くにあたって、自宅のサーバ(Atom搭載マシン)から東京のサーバへとミュージックサーバの機能を移管した。というのも

    • 家の中と外で参照するアドレスを変更するのが面倒くさい
    • 性能不足なのか、処理に時間がかかりすぎてよくタイムアウトする
    • サーバ統合で仮想マシン化予定なのでストレージ的に微妙


といった諸事情により、東京に置いてある鯖の方にミュージックサーバとしての機能を担当して貰うことに。

  • クライアント

適当なDAAPクライアントが動くもの。AndroidならマーケットからDAAPアプリをダウンロード、PCならSongBirdなど。回線はau/SoftBank/emobile辺りで試した際は十分に実用に耐えうるものだった。


実際に導入

KMY@TOKYO:~$sudo apt-get install mt-daapd

設定ファイルの/etc/mt-daapd.conf を適当に編集

port = 8726

音楽を実際に配信するポート兼管理Webページを使うためのポート。デフォルトだと3689。都合によって適当に利用したいポートに変更する。インターネット越しに使いたい場合はそのポートでの外部からのアクセスを可能にしておく。


admin_pw = admin

管理WebページのBASIC認証のパスワードを設定。ちなみにデフォルトだとBASIC認証のユーザー名はrootなので注意。

mp3_dir = /var/music

楽曲を保存するパス。これも適当に。


設定が完了したら、起動して当該ポートにブラウザからアクセス。ユーザー名:root パスワード:admin_pw で設定した物でログインする。


デフォルトだと認証なしに音楽を配信してしまうので、管理Webページのconfiguration→Music Passwordを適当に設定する。


クライアント側(Android
AndroidマーケットでDAAPというそのまんまの名前のアプリがあるのでインストール。設定は以下の画像を参照。

これで基本的な設定は完了。楽曲のタグが化ける場合はID3タグをUTF-8UTF-16だったかな?)対応の物に変換するといい。