HTML5 基礎 を頂いたの巻

前回の記事に続いて、四月のCLR/HでもWINGSプロジェクト様より献本を頂きました!という事でざっと紹介していきます。

  • 概要

次世代HTML規格である「HTML5」でのアプリケーション開発の為の機能のリファレンスに止まらず、「何故そうなるのか」という観点からの「仕様を理解した上での開発」が出来るように細かく配慮された書籍。また、近年発達著しいスマートフォンもターゲットの一つとして要所要所で説明が入っているので、HTML5に興味がある原因であろう「動的なPCサイト」「スマートフォン向けサイト」といった物を作りたい人にも十分お勧めできる内容に仕上がってる。

  • 詳細

細かく章分けされた中で、前半では従来のHTML4.01と比較して変化した点(DOCTYPE宣言等)の説明や新しい構造のマークアップといった点に紙面を割き、後半ではCanvasやFile API、Geolocation APIといった目玉機能の紹介を中心に進んでいく。なので、既にある程度HTML5に触れている人なら前半をスキップして直接後半のタグのリファレンスを読み進める事が出来るし、基礎的な所から見直したい場合は最初から読むことでHTML5の新しい文書構造について学ぶことが出来る。


後半のタグリファレンスでは、よくあるプログラミング入門書籍の様にタグの説明と実際に動作した際のスクリーンショットが基本だが、この本ではそのタグが「どのブラウザでは既に実装されてるか/されていないかといった対応表」が付属されていて(場合によってはどのブラウザも未対応というタグの説明まで!!)、気になる機能を確認する際のブラウザ選択を間違わずに済む。


そして素晴らしいことに、記述されているサンプルコードは公式Webサイトでダウンロード可能なので、本に印刷されたサンプルだけではわからない動的な要素も実際に動かして動作を確認する事が可能である。


総じて、これからHTML5に触れて行く人にいい書籍だと思われます。すまーとふぉんすまーとふぉん!


最後に、CLR/Hの皆さんとWINGSプロジェクト様に再度お礼申し上げます。